はぐきの出血は要注意サイン
あー、歯周病ですね
成人が歯医者に行くと高確率で「あー、歯周病ですね」と言われます。
ライオン株式会社のテレビCMで1964年に誕生した名台詞「リンゴをかじると血が出ませんか?」は、歯周病の症状を端的に説明した秀逸な表現です。歯茎から血が出るということは通常異常事態ですが、痛みがない場合や不具合が感じられないと、多くの人が放置しがちです。リンゴをかじったり歯磨きをする時に血が混じるだけなので、症状を軽視する傾向があります。
歯周病を放置すると、その人の生涯ずっと歯周病がつきまとってきます。
リンゴをかじると血が出る
軽い刺激にも関わらず出血するという事は歯周病です。
歯と歯茎の隙間や溝に沈着したバイ菌に対抗するため、血液は白血球を呼び寄せます。この過程から歯周病が始まります。バイ菌との戦いが歯茎で繰り広げられる結果、炎症が引き起こされ、その部位に血液がたまり、病巣が拡大します。その結果、歯茎が腫れたり、少しの刺激で血が出たり、歯茎がぷよぷよと赤く腫れるといった症状が現れます。
何とこの間、痛みはほぼありません。
早く歯医者を受診するべき4つの歯周病サイン
- 出血 →炎症が起きています。
- 歯茎の腫脹 →炎症が拡がっています。
- 口臭 →ばい菌が繁殖しています。
- 歯のぐらつき →歯槽骨が溶けています。
歯が抜ける原因の37%は歯周病(公共財団法人8020推進財団調べ)
適切な時期に治療をしないとほとんどの方は40代以降に歯を次々と失います。
当院の方針としては全力で歯を「残す」方向で治療に取り組むのですが、治療が功を奏して歯が長持ちしたケースもあれば、治療の甲斐なく抜歯を打診するケースもございます。
歯周病治療は手間と時間をかけないと改善しないのは確かで、何よりも患者様のご協力が不可欠となります。歯周病を治したい、改善したい、という方はまずは当院までご連絡してください。
坂井歯科医院の歯周病治療の流れ
1初診来院~検査
お口の中全体の状態を調べて、「歯のぐらつき」「歯ぐきの出血」「歯周ポケットの深さ」調べます。
2ブラッシング指導~歯石除去
腫れている歯ぐきを引き締めないと歯周病は改善しません。その為のポイントなるのがブラッシング指導です。並行して歯石を除去いたしますが、お痛みを感じる事がないように最大限の配慮を致しますので、安心して施術を受けて下さい。
3再検査~評価~本格的な治療
多くのケースで「1」から「2」で改善が見られます。しかし、重度歯周病のケースにおいては更なる治療を進める必要があるので、再検査の後に歯周外科治療、歯周内科治療など、本格的な治療へと移行します。
4メインテナンスへ移行
歯周病が改善するとお口の中は相当すっきりします。その状態を維持する為に3ヶ月毎のメインテナンス・クリーニングを推奨します。
歯周病を本気で改善したい人はご来院ください
当院の歯周病治療の方針はディブライドメント(プラークを除去する治療)を中心とした歯周病の改善治療を採用しており、ルートプレーニング(歯の根をなめらかにする処置)は初手ではありません。
口腔内の環境を、歯科医師、歯科衛生士、そして患者様と相談しながら改善を図り、口腔内の細菌叢を善玉菌優位に立たせて歯周病の進行を抑制する事を方向で治療いたします。
歯周病は悩んでいる間にもどんどん症状は悪化し続けますので、歯周病を本気で改善したい人はご来院ください。
歯周病改善に向けてご一緒に本気で取り組みませんか。