私も子供の頃から歯で苦労してます
こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。平日の朝は甥っ子と電話することが習慣になっていて、たった5分の時間ですが1日の癒しの時間であり今日も頑張ろうと思わせてもらっています。
私は幼少期から虫歯がたくさんあり歯医者に行く機会が多く小さい頃は歯医者が怖く、嫌な思いをしたこともありました。なので、虫歯が多いことで苦労していているので甥っ子には私と同じような思いはさせたくないと思っています。歯で苦労しないために、甥っ子が生まれたときからしっかりと予防し虫歯にならないように気をつけており、小学校3年生になった今も虫歯予防を続けています。
小さいころからお口の健康を考えて予防を行っていくことは、ひと昔前の日本では浸透していませんでしたが、最近は子供が虫歯にならないように気をつけているご両親は珍しくありません。
私の周りではちょうど子育て真っ最中の友人がたくさんいて、久しぶりに再会すると子どもの話をよくします。中でも、ハミガキに関する質問をされることが多々あり、一番多いのはお子さんがハミガキを嫌がってしまっていて、どうしたらお子さんがハミガキをしてくれるようになるのかということです。
今回の困ったシリーズ第3段は「困った…子どもがハミガキを嫌がる!」をテーマにお子さんが少しでもハミガキを嫌がらずにできて、ご両親の負担が少しでも減ることを願いこの記事を書きます。
なぜ子供はハミガキが嫌いなのか
「子どもがハミガキを嫌がる」「虫歯になってほしくないが泣かれると辛い」「ハミガキを嫌がるので押さえつけて歯を磨いている」など様々な声をお母さんから聞きます。
歯は一生使っていくものですし、虫歯になってしまい虫歯治療を行うことはお子さんにとって負担の大きいことなので、きちんと歯を磨く習慣をつけ健康な状態を維持させてあげたい。ですが、お子さんにとっては嫌な行為だと思われてしまうことが多く、ハミガキの必要性を理解できる年齢でもありません。
嫌がるお子さんに無理やりハミガキをしてしまうと嫌な気持ちが強く残り、ハミガキ=嫌の行為として記憶してしまい余計にハミガキを嫌がるようになってしまいます。
ハミガキを嫌がる一つ目の理由は痛みと違和感。
違和感はお口の中に異物が入っているので、最初の内は仕方がないのですが、ある程度訓練すれば慣れさせてあげられます。痛がっている場合はハミガキの力が強い可能性が高く、ご両親が仕上げ磨きをするときにはハブラシの柄の部分を鉛筆持ちし、優しい力で磨きように心がけてください。歯の汚れは強い力でなくても落ちますし、磨いてしまうと痛みを感じる部分もあり、特に上唇をめくった前歯の上の真ん中にある三角形のヒダ(上唇小帯)はハブラシが当たると痛みを強く感じてしまうので注意が必要です。
ハミガキを嫌がる二つ目の理由はご両親。
ハミガキを強引にさせようとするお父さん、お母さんが怖くて嫌がっていることもあり、仕上げ磨きをするときに押さえつけたり、きちんと歯を磨かないと怒ってしまうことがある方はお気をつけを。怒られてしまうとハミガキ=怒られるというイメージを持つお子さんもいらっしゃるので、なるべく怒らず悪い印象を与えないようにしましょう。
ハミガキを嫌がる三つ目の理由はタイミング。
食事を終えてひと段落し、寝る直前にハミガキをする人が多いかと思います。しかし子どもは眠たい時間にハミガキをすると寝たいのに無理やり歯を磨かれることを嫌だと感じ不機嫌になってしまいますので、寝る直前ではなく食事が終わって30分後などの機嫌の良い時間帯でハミガキをすることをおすすめします。
ハミガキを嫌がる四つ目の理由はつまらなさ。
ハミガキがつまらないと感じるとやる気を出してくれません。できることならハミガキ=楽しいことだと思ってもらい、歯を磨くことを前向きに取り組んでもらいたいです。お子さんが好きなキャラクターが描かれているハブラシを使ったり、今では色々なフレーバーの歯磨き粉が販売されていますので、好きな味を選んであげるとハミガキが好きになるお子さんもいらっしゃいます。
大きな口を開けられた!
上手にお口をすすぐことができた!
などささいなことでも褒めてあげて、歯医者さんごっこをして一緒に遊んだりハミガキの歌を歌ったり歯に関する本を読んだりしてハミガキがお子さんにとって楽しい時間になるようにしてあげましょう。
お子さんの歯の状態の確認やハミガキの仕方なども詳しくお教えすることもできますのでお子さんのお口のことで気になること、悩みがあればいつでも坂井歯科医院へご相談ください。
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