三大栄養素の一つ、たんぱく質
人体の約1/6はたんぱく質で出来ています。
- 筋肉（アクチン、ミオシン）
- 髪の毛（ケラチン）
- 血液（血清アルブミン、ヘモグロビン）
- 皮膚（コラーゲン）
これらは全てたんぱく質！
たんぱく質が不足すると、体力、思考力、免疫力の低下に加えて痩せにくい疲れやすい身体にもなるでしょう。
たんぱく質の摂取は食品から取ると良いです。
動物性たんぱく質
- 肉、魚、乳製品に豊富！
- 筋肉の基となる成分が豊富！
- 必須アミノ酸の含有量が多い！※必須アミノ酸は食べ物からしか摂取できない
植物性たんぱく質
- 大豆製品に豊富
- 脂肪燃焼効果が動物性より高い
- 脂質の含有量が少ない
動物性、植物性、どちらのたんぱく質が優秀？
答えは「両方！」
動物性たんぱく質は植物性たんぱく質の吸収を助けます。
どちらか一方から摂取するのではなく動物性と植物性の両方からバランスよく摂るのが良いでしょう！
日本人はたんぱく質不足です
戦後１９５０年代と現在ではたんぱく質摂取量は同水準。１９９５年のピーク時と比べると何度３割もたんぱく質の摂取量が減っているから驚きです。
理由は言わずもなが過度なダイエットでしょう。
過度なダイエットが原因で「虚弱」「免疫力低下」に繋がり、健康を致命的に害す可能性があるのでお気をつけください。
たんぱく質の目安
１８歳以上の標準的な体型の方で
- 男性６０グラム
- 女性５０グラム
疾病をお持ちの方はこの限りではありませんのでご注意ください。
かかりつけ医とご相談の上、摂取量をお決めください。
たんぱく質の豊富な食品例
牛・もも -生
１００グラムあたり２１．３グラム！
鶏肉・むね（皮なし） -生
１００グラムあたり２４．４グラム！
卵・全卵 -生
６０グラムあたり７．４グラム！
木綿豆腐
５０グラムあたり３．５クラム！
糸引き納豆
４０グラムあたり６．６グラム！
牛乳
１５０グラムあたり５．０グラム！
ヨーグルト（無脂肪無糖）
１００グラムあたり４．０グラム！
市販品もうまく活用しましょう！
例）プロテイン強化のヨーグルト、プロテインバー、大豆のスープ、サラダチキン、などコンビニで手軽に入手できるものも多いです。
たんぱく質不足を解消したら歯も健康になる！？
割と歯科業界では有名な話しですが、たんぱく質が不足すると明らかに歯周病が悪化しやすくなって炎症もなかなか消えません。
理由は歯周組織はたんぱく質の一種「コラーゲン」で出来ているからです。コラーゲンが不足すると歯周組織の再生が阻害されると考えられます。
- たんぱく質不足 → 歯周病の増加 → 歯が抜ける
- 食べられるものが減って柔らかい物が多くなる → 炭水化物摂取量の増加 → 虫歯の増加 → 更に歯が抜ける
など、低栄養は歯の健康の悪化に直結です。
当院には歯科知識豊富な管理栄養士が何と２名も在籍しています。
栄養相談を随時受け付けておりますのでお気軽にスタッフまでお申し付けください！
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