患者「誰でも良いわけがないでしょう」
こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。
突然ですが、みなさんは定期的に訪れている場所はありますでしょうか?
私は2ヶ月に1度の美容室と3ヶ月に1度の歯科医院に必ず行っていて、この2つの場所は私が生活する上で欠かせない場所であります。
頻繁に訪れる場所である美容室と歯科医院には「なじみ」の場所があり、それぞれに担当の美容師さん、担当の歯科衛生士さんがいるので安心して通うことができています。
いつもお話しているように私は現在、主人の仕事の都合で大阪を離れて暮らしていて、転勤になった時に困ったのが知らない土地での美容室と歯科医院探しでした。
できるだけ帰阪した際にいつもの美容室と歯科医院に行くようしていますが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、なかなか帰阪できない日々が続くと今住んでいる場所で新たなところを探して行かなければならない場合があります。
インターネットやSNSを使って念入りに下調べし、ここは良さそうと思って行った美容室でも期待していた施術や仕上がりと異なり、残念な思いをしたことが何度もあります。
ちなみに、歯科医院は10年以上同じ歯科衛生士さんに診てもらっているのと病院嫌いも重なり、他の歯科医院に行くことが怖くてできず今住んでいる土地では受診できないまま約3年が経とうとしています。(帰阪した際にメインテナンスは必ず受診しています。)
美容室の場合、髪の毛はまた伸びてくるので満足いかなくても次は違うところに変えようと思えるのですが、永久歯は再び生え変わることはないので納得のいく歯科治療を受けるために相応の歯科医院を選びたいと誰もが思うことでしょう。
歯医者選びは至難の業
今ではコンビニよりも多い歯科医院であるにも関わらず、なぜか良い歯科医院を見つけることは至難の業のように感じます。多すぎるから逆に難しい。わたし以外にもこれだけ歯科医院が多いと当たり外れがあるのではないかと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
実際、私の友人にも歯医者は当たり外れが多いと言われたことがあるのですが、なぜ「外れ」と評価されてしまう歯科医院があるのか考えていきたいと思います。
“外れ認定”を受ける理由とは
歯科医院で治療を受けた際に歯型を何度も取られたり被せ物が何度も外れたりする経験をされた患者さんもいらっしゃると思うます。
まさに、これらが「外れ」と評価されてしまう原因の1つです。
歯科医師の先生の治療を間近でみている私からみると、
歯型を取ることを失敗したのではなく職人目線で納得できるまで繰り返す歯科医師の先生もいます。
被せ物が何度も外れてしまう場合は、抜かなければならない歯をなんとか無理して残そうとしている場合もあります。
- こだわって何度も型を取り直している可能性
- 抜歯でも仕方の無い歯を何とか残している可能性
これらは治療のほんの一例にしか過ぎませんが歯科医師の先生の技術を患者さんの目線から評価することは非常に困難ではないかと私は思います。
治療を行う際に説明もなしに歯を削ったり抜歯をしたりするような歯科医院は「外れ」であると私は思っていて治療前にはきちんと説明してもらえることが基本です。
良い事も悪い事も説明する事が重要なのでは
最近ではインフォームドコンセントをいう言葉を掲げている歯科医院も多いのですが、治療をする際に患者さんの聞こえのいい言葉ばかりを並べるのではなくきちんとデメリットに関しても説明することが重要で、患者さんに治療内容を正確に理解していただくことが必要です。
患者さんに対しての説明や患者さんが治療内容に関して理解していただくことを怠る歯科医院は「外れ」で、お口は身体の入り口で全身に繋がっているのでお口と全身の関わりについても説明しなければならないと考えています。
一度治療が終われば放置して良いのではない
虫歯や歯周病は放っておくと悪くなる一方で良くなることはほとんどなく、治療を終了したからといって次の痛みや何らかの症状が出るまで歯科医院に行かなくていいということではありません。
虫歯や歯周病は悪くならないように予防することが可能であり、お口の健康を維持するためには予防することが重要で定期的なメインテナンスを欠かすことができません。
予防歯科を行わずに虫歯や歯周病治療のみを行っている歯科医院は「外れ」であると私は考えていて、虫歯や歯周病治療より予防に重点を置いている歯科医院は患者さんのことを考え対応しているなと感じます。
歯医者は寄り添うように診療しましょう
歯科医院の当たり外れを判断するのは非常に難しくありますが、患者さんの気持ちに寄り添いながら患者さんにとって最善の方法で治療を行い、予防歯科を通じで長いお付き合いができる歯科医院がみなさんにとって当たりの歯科医院ではないでしょうか。
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