身体の検診に抵抗ある人が多い
こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。
みなさんは健康を維持するために健康診断を定期的に受診していますでしょうか?
まだまだ若いと思っていても着実に年齢を重ねています。
私も坂井歯科医院に勤めた始めた頃は20代前半でしたが気付けばもう30代の後半に差し掛かり、俗に言うアラフォーという年齢になっていました。
毎日元気でご飯もたくさん食べているし、よく寝ていて健康体そのもの!
と思っていても見えない部分では病気が進行してしまっているということもありえなくはない話です。
子宮頸がん検診のクーポン
私も先日、子宮頸がんの健診の無料クーポン券が市から送付されてきていて、婦人科を受診しなければならないなぁと思ったのですが、婦人科を受診するのは人によってはハードルが高いのではと私は感じています。
子宮頸がんは健診による早期発見、早期治療で高い治癒率が得られるようになってきています。
また、予防ができるがんでもあり健診も無料クーポンが発行されているのですが、なんと受診率はわずか30%以下という低さ。
私だけでなく女性が婦人科を受診するのは抵抗があるようです。
子宮頸がんの検査をする際には下着を脱いで足を開き専用の椅子に座って診察する必要があります。
デリケートな部分を見せるというのは恥ずかしく抵抗があることだと思います。
今の婦人科はカーテンを使用していたり女医さんが検査してくれたりしていますが、それでも羞恥心は拭いきれず検査に行くことを躊躇ってしまう女性も多いのではないでしょうか。
定期検査は大切
子宮頸がんは毎年3000人を超える女性が亡くなっていています。
病気の発見するタイミング次第では問題なく治療できるケースが少なくなく、むしろ多いです。
恥ずかしいからといって健診に行かないのではなく定期的に検査を受けることは重要だということが分かります。
健康のため、自分のため、家族のために定期検査は大切です。
歯科医院でも同じケースがよくある
歯科医院でも同じようなケースがよくあるのですが、お口の中を見せることが恥ずかしくてなかなか受診できないという患者さんは意外に多いです。
私もそのひとりなので気持ちがよく分かります。
私は小さい頃から虫歯が多く、子どもの時はお母さんに連れられて歯科治療に行っていたのですが大人になってからは虫歯があっても歯医者に行かず放置してしまっていたため虫歯はどんどん大きくなりました。
そんなお口の中を見られることが恥ずかしくて、ますます歯医者から足が遠のいてしまいました。
私と同じように子どもの頃からケアがきちんとできていなくて虫歯で歯がボロボロになってしまった人、仕事や子育てが忙しくて自分のことを後回しにしてしまいお口の中がボロボロになってしまった人など、理由は様々ですがお口の中を見せることが恥ずかしくて歯医者へ行くことを遅らせている人は少なくなくないです。
たくさんの人が悩む問題なのです。
歯医者は困っている方が多く訪れる場所
歯医者で働く立場の私たちから見るとお口の中がボロボロだからといって特別な感情を抱くことはありません。
歯医者は疾患でお口の中の状態が悪くなってしまった患者さんが多く訪れる場所です。
お口の中の状態が悪くなってしまった患者さんを毎日何十人と診ていて、それが日常でありいつものことです。
ボロボロのお口の中を見せることが恥ずかしいから歯医者へ行くことを躊躇しているのであれば心配する必要はありません。
初めての診察の時は勇気がいるかと思いますが、歯科医師の先生や歯科衛生士はお口の中の疾患を治したいという気持ちがあるだけなので安心してご来院してください。
困っている方をサポートするのが私たちの役目
私たちは歯科医院で働く歯科医療従事者のプロです。
なのでお口の中がボロボロになってしまった患者さんを診ると心配になりますし、きちんと治療してこれからの患者さんの人生が歯で悩むことのないようにサポートしたいと思っています。
不安が大きい患者さんは一度相談だけいらっしゃっていただいても大丈夫ですし、患者さんの気持ちを伝えてくだされば私たちは患者さんの気持ちに寄り添いながら治療をいたします。
お口の中のトラブルは放っておいても良いことはひとつもなく、疾患は日に日に進行してしまうので一日でも早く来院していただけることを願っています。
コメント