梅雨時の健康管理

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例年より早い梅雨入り

こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

ポカポカと暖かい日が続き過ごしやすい季節がやってきたと思っていたのも束の間、雨の日が多くなり私たちの住む近畿地方は5月16日に梅雨入りが発表され、近畿地方では観測史上最も早い梅雨入りとのことです。

他の地域でも例年より早い梅雨入りが発表されていて、今年の梅雨入りが早くなったのはインド洋付近の海面水温が平年より高く偏西風を北側に押し上げている影響で偏西風が蛇行し、太平洋高気圧が例年より強く張り出し梅雨前線を本州付近に押し上げたからだそうです。

体調不良の一因となる事も

私は雨が降ると頭痛に悩まされる日が多くこの梅雨の時期は辛いのですが、気象の変化により起こる不調を気象病と呼ぶそうで、年齢や性別に関係なく気象病は起こりますが特に女性に起こりやすいそうです。

どんよりとした曇り空や雨が続き、一日中湿気でジメジメする梅雨の時期は湿気の高さや気圧の変化から何となく疲れを感じやすくなったり体調不良が起こりやすくなったりする季節です。

梅雨時の体調不良の原因は低気圧により自律神経が乱れ影響を受けるためだと言われていて、気温や湿度の変化に加え空調の使用により体温が変動しやすく身体がついていけない人も多いのではないでしょうか。

例年通りであれば梅雨の期間は1ヶ月〜1ヶ月半の長期戦でありますので、この長い期間心と体の健康管理を行い梅雨の時期を快適に過ごすためのアドバイスをさせていただきますので是非みなさんご参考にしていただければ幸いでございます。

梅雨時の過ごし方

梅雨時の健康管理に大切なことは自律神経を正常に働かせることであり、自律神経が乱れてしまう最も大きな原因はストレスで、ストレスを緩和させるために規則正しい生活を心がけましょう。

6月は夏至を迎え、夏至は1年の中で最も日が長く日の出の時刻も12月と比べると2時間以上も早くなっているので、いつもより早起きをしてみると良いでしょう。

早起きの習慣を身につけると時間に余裕ができることで心にも余裕ができ、早起きをすることで交感神経の働きが優位になり仕事や作業の効率が良くなって、結果ストレス軽減に繋がります。

冷たいものに要注意!!

この時期の食事で気をつけたいことは気温も湿度も高くなるので冷たい食べ物、飲み物を好んで口にしがちだと思いますが、冷たい飲食物を摂取すると体内温度が下がってしまい内臓が良い働きをできなくなります。

冷たい飲食物は身体に負担がかかり自律神経の乱れに繋がりやすいと言われていますので冷たい飲食物で身体を冷やしてしまわないように気をつけて、バランスの良い食事を心がけましょう。

梅雨時は雨の日が多く外出できない日が多いかと思いますが、適度な運動は血液の流れを良くし新陳代謝を促すため健康管理にとても大切ですので晴れた日には20〜30分ウォーキングなどを行いましょう。

運動、入浴、睡眠は大切

運動が苦手な人はわずかな時間でも外に出て日の光を浴びることで体内時計を整え脳や心臓、胃腸などの臓器の働きを向上させることができますし、雨の日は家の中でストレッチするなど体を少しでも動かしましょう。

梅雨の時期は水分代謝が滞ってしまい水分が排出されにくくなることで体に溜まってしまい病気の原因になり得ることがありますので、入浴の習慣をつけることをおすすめします。

38℃くらいのぬるま湯に10〜20分程度湯船に浸かることで気持ちのいい汗をかくことができますし、血行が良くなり体の不要な水分や老廃物を排出することができます。

少しぬるま湯のお湯に浸かることで副交感神経の働きが優位になって心身共にリラックスモードになり、よりスムーズな入眠に繋がることで良い睡眠をとることができます。

現代社会では睡眠不足になりがちですが、十分な睡眠をとることは疲労を回復する上で必要不可欠であり、睡眠時間が少なくなると自律神経が乱れてしまい身体に不調をきたしてしまうので梅雨の時期は特に意識して十分な睡眠をとりましょう。

梅雨の時期は気分も落ち込みやすくなりますが、近年の研究で笑顔が心身の健康に良い影響を与えることが明らかになっていますので、疲れたときこそ意識的に笑顔を作り梅雨を乗り越えましょう!

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