新人教育

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春に新入社員は誰と出会うか

こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

私は約2年前から家庭の事情により、歯科医院という現場を離れ今までとは異なった体制で坂井歯科医院の仕事をさせていただいています。

現場を離れてもこのように仕事をさせていただけているのは坂井院長、山川副院長のおかげであり、お二方には本当に感謝していて、いつもその恩を忘れずに自分の使命を精一杯果たしたいと心から思っています。坂井院長や山川副院長とはもう15年の付き合いですが、この15年間このお二方と過ごした時間は私の中でとても大きく二人がいなければ今の私はいないと思っています。

仕事のやりがいを教えてくださり、歯科助手として立派に育ててくださった坂井院長、私の能力を信じ様々のことにチャレンジさせてくれた山川副院長は私の人生の師匠であり今でもお二方の背中を追っています。

私が新人だった頃、坂井院長、山川副院長に出会ったからこそ今まで歯科医療従事者として働き続けることができましたし、様々な困難も乗り越えることができました。

新人教育は骨の折れる仕事

4月に入りみなさんの医院にも新人さんと言われる新入社員を迎え入れたのではないでしょうか。

新入社員を迎え入れると新人教育を行なわなければならないのですが新人教育はとても大切な業務のひとつです。誰にどんなことをどのように学ぶかによって新入社員の人生観や仕事観にも影響すると考えるので、新入社員はそれによって良い方向にも悪い方向にも傾きます。

新入社員のためにも医院のためにも良い方向へ導いて行くのが望ましいのですが新人教育は非常に骨の折れる仕事であると私自身が身をもって感じています。

人は全員違うので、考え方、感じ方、捉え方、など異なることが多く相手のことを理解するまで時間がかかり新人教育は大変な業務です。その分喜びも多いと感じています。

新入社員が成長し色んなことができるようになったり、仕事がたのしいと言ってくれたり、長期間一生懸命働いてくれたりと教育係として嬉しいと感じる瞬間がたくさんあります。採用が困難な時代の中で新入社員の定着は医院にとってとても重要なことです。

教える側が成長するのが新人教育

私も今まで何名かの新人教育を担当させていただきましたが、新入社員が立派に歯科の仕事ができるようになることはもちろんのこと、ひとりの社会人として成長をする姿を見ることが出来て、とても貴重な経験をさせていただけました。

当院においては「教育係」と呼ばれる教える側の仕事の考え、取り組み、向き合い方など、教育係の心構えが重要であると感じています。

価値観は違って当然

新入社員と自分は違う価値観を持っていることを認識して関係を築いていくことが大切です。育ってきた環境がお互い違うので価値観の違いは仕方ないことです。

新入社員の話をよく聞き共感することも大切で、社会人としてのあり方について理解できていない場合は丁寧に教えてあげることが先輩の務めです。相手の性格を変えることはできませんが相手の性格が良い方向に向くように道を示してあげることはできると私は信じています。

ミスは次の成功の栄養

仕事をしているとミスは誰にでも起こるものであり、私もミスからたくさんのことを学んできました。ミスをしたからといって頭ごなしに否定するのはよくありません。

ミスしたことを責めるのではなく今後同じ失敗をしないようひとつでも多くのことを学び次に活かしてあげられるように指導することが重要で、自分が行った指導や説明が適切であったか自分自身を振り返ることも大切です。

先輩は「見られる立場」になります

新入社員が入社すると教育係にならなくても自然に自分は先輩になり常に新人さんから見られる立場になります。新人さんに先輩として認めてもらえるよう「誰よりも自分が一番仕事をする!」という気持ちを私は常に心に思っていました。

私の場合は勤務年数が長くなればなるほど自分が一番仕事をする!という気持ちが強くなっていったのですが、仕事をせずに口ばかりの先輩には誰もついて行きたくないと思うのです。

勤務年数が長くなり上の立場になればなるほど注意することや叱ることが多くなりますが、自分自身きちんと仕事をして結果を残していれば新人さんや後輩たちも納得して受け入れることができるのではないかと私は考えます。

誰よりもきちんと仕事をしてその姿を見せること、素直な心、謙虚な姿勢、感謝することを忘れずに新人さんと向き合えばおのずと新人さは立派に成長してくれるのではないでしょうか。

教育係は教えるばかりでなく新人さんに教わることともたくさんありますし、新人教育は自分自身をさらに成長させてくれる業務です。上司もさらなる成長のために教育係を任せてくれているはずなのでそのことを忘れず共に成長していきましょう。

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