乳歯はいつはえる?

子供の歯科治療
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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院です。

坂井歯科医院には歯を治療する、歯を予防する以外にも不思議なパワーが宿るとスタッフの間で噂になっていることがあります。

坂井歯科医院には赤ちゃんが宿る不思議なパワーがあるのではないかと噂になっていて、現にスタッフの多くが妊娠、出産ラッシュでたくさんの可愛い赤ちゃんに出会うことができています。

産休に入るまで一緒に働いていてどんどん大きくなるお腹を見ているので私まで愛おしい気持ちになり、赤ちゃんが生まれると自分の子のように可愛く会う度に癒されています。

私の甥っ子は生まれてから1ヶ月の間の成長がとても著しかったので、新生児の小さい赤ちゃんの時期はあっという間に終わり、生後1ヶ月のころにはビッグベイビーと呼ばれるほどすくすく成長したことを今でも鮮明に覚えています。

甥っ子の成長はとても嬉しい反面、少し寂しい気持ちも混ざり合っていたように思いますし、ご両親にとっても赤ちゃんの成長は嬉しくかけがえのない時間を過ごされているのではないでしょうか。

赤ちゃんの成長のひとつが「歯がはえる」ことだと思うのですが、今後お子さんが楽しく、美味しく食事をするためにとても大切なものが歯であり、健康に成長するための重要な役割を果たすものです。

赤ちゃんの歯は生後6ヶ月ころから下の前歯から生え始め、赤ちゃんの歯肉から顔を出してくる白い歯はなんとも言えないほど可愛く、ご両親にとっても赤ちゃんの成長を実感できる瞬間だと思います。

1歳になるころには乳中切歯と乳則切歯と言われる前歯の上の歯と下の歯で合計8本の歯がはえそろうようになり、上の歯は台形、下の歯は長方形のような形をしています。

赤ちゃんは顔やお口周りが敏感でお口周りを触られることを嫌がる赤ちゃんも少なくないでしょう。ハミガキを始める前の準備として、歯がはえる前からきれいな指でお口や歯肉を触ってあげて少しずつ触られることに慣れさせておきましょう。

赤ちゃんのハミガキはハブラシではなくガーゼを使うことから始め、乳歯がはえてきたら授乳後、離乳食後、就寝前にガーゼで歯の表と裏を拭いてあげ、お口の中を清潔に保ってあげましょう。

乳歯のはえる時期や順番にはお子さんひとりひとり個人差があり、歯がはえてくるのが遅く心配になるご両親も多いですが、1歳のお誕生日までに前歯が数本はえていれば問題はありませんのでご安心ください。

1歳ころまでに前歯がはえそろうと次は食べ物を噛み砕いたり、すり潰したりする役割がある第一乳臼歯と言われる奥歯が上下左右4本はえてきて、歯の本数は合計で12本になります。

奥歯がはえてくるとガーゼではお口の中を清潔に保つことは難しくなってきますので、ガーゼでお口の中を触られることに慣れていればこのころからはガーゼからハブラシに切り替えることが良いでしょう。

第一乳臼歯がはえそろい今度は1歳半〜2歳くらいの間に乳犬歯と言われる少し尖ったような形の歯が上下左右4本顔を出してきて、乳歯は合計16本になります。

このころになるとお子さんの自我が芽生え始めてきて、なんでも自分でチャレンジしたい!という気持ちが強くなってくるので、ハミガキも自分でやりたいという意思表示が現れるかもしれません。

お子さんがひとりでハブラシを持つようになると最も恐れておかなければならないのがハブラシで喉を突いてしまう事故です。喉を突かないようにガード付きのハブラシを選び、決して目を離さないようにしましょう。

お子さんご自身でハミガキが終われば、必ず大人の方が仕上げ磨きをしてあげましょう。特に虫歯になりやすい場所が歯と歯の間、奥歯の溝、歯と歯肉の境目ですので注意して丁寧に磨いてあげてください。

お子さんが2歳の誕生日を迎えたころには第二乳臼歯と言われる乳歯の一番奥の歯が上下左右4本はえてきて、2歳半〜3歳くらいまでに合計20本の乳歯がはえそろいます。

お子さんによっては先天性欠如歯といわれる生まれつき歯の本数が足りないことや癒合歯といわれる隣り合うふたつの歯と歯がくっついてはえてくることがあります。

先ほども申したようにお子さんの成長にはひとりひとりには個人差がありますので、はえる時期、はえる順番などはあくまでも目安のひとつですし、少しでも心配なことがあれば時期を見てレントゲンなどで検査もできます。

何より乳歯の大切な役割は噛むことの他にも、後にはえてくる永久歯のはえるスペースを確保することやアゴの成長を促すことであり、どうせ永久歯にはえかわるからといって乳歯の虫歯を放っておくと永久歯に悪い影響を与える場合もあります。

乳歯のころからきちんと歯の予防をする習慣をつけ、乳歯がはえそろうころには歯科医院で定期的なメインテナンスとフッ素塗布を行い、お子さんのお口の健康を一緒に守っていきましょう。

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