こんにちは、坂井歯科医院の今道です。
最近パソコンを見ている時間が長いせいか、目が疲れ、文字が見えにくくなってきたので、久しぶりに眼科に行ってきました。
様々な検査を行うことになったのですが、やはり病院はこわいですね。
何をされるかわからない恐怖と痛がり怖がりの性格なので、かなり緊張しました。
診断はひどいドライアイになっていて、自分では目が乾くなどの症状がなかったので全く気づきませんでしたが、痛みも症状もなく病気にかかっていることを再確認し、定期的に病院にかかることの大切さを実感しました。
皆様は定期的に検診を受けていますか?
どの疾患にしても早期発見、早期治療に越したことはないでしょう。
体の健康だけでなく、お口の中の健康も同じです。
皆様、歯医者には歯が痛くなってから行かれていませんか?
歯の検診とメインテナンスはとても重要なことで、定期的に必要なのです。
1、歯磨きだけでは取り除けない汚れが溜まる
歯磨きをしっかりしていれば虫歯や歯周病にならないと思っておられる方は多く、実際お口の中の病気はご自身では気づきにくいです。
どれだけ一生懸命歯磨きをしても、全ての汚れを取り除くことは難しく、残ってしまう汚れが日に日に溜まり、溜まった汚れをそのまま放置してしまうと虫歯や歯周病の原因となります。
定期的に汚れや歯石を取り、歯科専門の機械で歯を磨くことにより、虫歯と歯周病の予防をすることができ、結果歯の寿命を延ばすことが可能です。
2、痛みがないまま病気は進行していく
虫歯は初期の段階ではほとんど痛みはなく、虫歯が大きくなると痛みが出ますが、神経のない歯は虫歯になっても痛むことがなく進行してしまい、被せ物の中で虫歯がどんどん広がっていることもあります。
歯周病は痛みがほとんどないまま進行してしまい、症状が出た時にはかなり進行してしまっていることが多く、歯を失う原因の1位です。
病気に気づかずにいると、最悪歯を抜かないといけなくなります。
3、早期発見・早期治療が可能
歯が痛くなってから治療に行くと、歯を削り、痛みの原因を取り除くことはできますが、歯は一度削ると元には戻りませんし、歯の寿命を縮めてしまうことになります。
メインテナンスを行うことで虫歯や歯周病を予防でき、お口の中の疾患を早期発見できれば痛みが少ない治療で、治療期間、費用ともに最低限に抑えることが可能なのです。
4、全身の健康も守る
お口は体への入り口であり、全身への関わりも大きく重要な役割をします。
お口の中のバイ菌は唾液に混ざり体内へ取り込まれることにより、全身の疾患に繋がることがあるのです。
日本人の死因2位の心疾患や3位の肺炎などは、お口の中のバイ菌によって引き起こされることがあり、その他にも糖尿病や早産などもお口の中のバイ菌と大きく関わっていると言われています。
定期的なメインテナンスを行い、バイ菌の量を減らすことで、全身の健康も守ることができるのです。
日本人は「歳をとると歯を失うことは仕方がない」や「歳をとると入れ歯になる」と思っていらっしゃる方が多くいますが、それは誤解です。
定期的な検診とメインテナンスで歯を長持ちさせることができるのです。
日々の歯磨きだけではお口の中の健康を保つことが難しく、歯のプロである歯科医師や歯科衛生士と協力しながら、ご自身の歯で長くお食事ができるよう一緒に頑張りましょう!!
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