新型コロナウイルス感染症
こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。
現在、大阪は3回目の緊急事態宣言の真っ只中(記事執筆時点)で5月末の解除が予定されていましたが、重症者が300人を超え重症病床の使用率が90%という状況であることから延長されることになりそうです。
新型コロナウイルス感染症に罹患しても医療が逼迫していて入院することができない患者さんが多く、自宅療養中に急変しお亡くなりになってしまうというニュースを耳にする度、心が痛みます。
変異株の脅威
日本でもイギリス型の変異株の流行により感染が拡大していますが、さらにはインド型の変異株のクラスターが発生したというニュースを見て変異株の脅威に脅かされます。
新型コロナウイルス感染症の影響で私たちの生活は一変し、1回目の緊急事態宣言から1年以上自粛が求められる生活にも限界を感じていますが、未だに厳しい状況で唯一の希望はワクチンでしょう。
日本でも少しずつワクチン接種が進んでいて大阪には大規模接種センターが設置されるなどワクチンを希望する人が1日でも早く接種できることを心から祈ります。
ワクチン接種は進んでもマスクは必須
高齢者から始まっているワクチン接種ですが一般の人が接種できるまでにはまだ時間を要する可能性が高く、ワクチン接種するまで新型コロナウイルス感染症から自分を守らなければなりません。
新型コロナウイルス感染症から自分を守るアイテムとして今の生活には欠かすことができないのがマスクであり、私たちの日常からマスクを手放すことはできなくなりました。
新型コロナウイルス感染症が流行し始めた頃はマスク不足になり困りましたが、今では様々なメーカーさんから色々なタイプのマスクが販売されていてマスク不足に困ることはなくなりました。
マスクを着用することが当たり前になりましたが、ただマスクを着けていれば問題ないということではなく、マスクは正しく着用しなければあまり意味を果たさないのです。
それぞれのマスクによって正しい着け方が異なるのですが、マスクを購入した際パッケージに書かれている使用方法を読まれたことがある人はどのくらいいるのでしょうか。
正しいマスクの装着方法
使用方法を読まずにマスクを着けている人がほとんどかと思いますが、マスクを反対に着けているなど間違った方法で着用している人を街中でよく見かけますので、今回はみなさんがよく使用されている不織布マスクの正しい着用法をお教えしていきたいと思います。
1、隙間を創らない
マスクの効果を最大限発揮するには顔とマスクの間に隙間を作らないことが重要で、マスクを着けるときには鼻、頬、顎に隙間を作らないように意識しましょう。
マスクを着ける際、マスクに触れる手指は洗って清潔な状態にしておき、まずはマスクの上下と表裏を確認していくのですが、ノーズフィッターと呼ばれるワイヤーがある部分が上になります。
ヒダは下向きが表
マスクの表裏はプリーツのひだが下向きになっている側が表側になり、顔に触れる内側は表側と反対方向の上向きになりますのでチェックしてから着用するようにしましょう。
表側のプリーツのひだが上向きの状態であるとプリーツの段差部分にバイ菌やウイルス、花粉、塵などが溜まりやすくなってしまう可能性がありますので気をつけてください。
2、上下や表裏の確認
マスクの上下、表裏が確認できましたらマスクを着ける前に表を外側にして半分に折り鼻に当たる部分のノーズフィッターを曲げて、プリーツの部分を上下に広げます。
ノーズフィッターの部分を鼻の付け根に当てながらマスクの紐を耳にかけ、鼻周りに隙間ができないようにノーズフィッターを鼻の形に沿って押さえていき顔と鼻の間に隙間ができないようにしましょう。
マスクは顎の下まで覆う
プリーツの部分を顎の下まで伸ばし、顔になじませていくのですが頬の周りは隙間ができやすいので、再度両手で押さえ顔にフィットさせ最後は隙間ができていないか鏡でチェックしましょう。
マスクから鼻が出ていたり、顎だけにマスクをかけていたり、鼻はマスクで覆われているけれども顎が出ていたりするマスクの着用法ではマスクの効果を得られることはできませんので、鼻から顎までしっかりと覆い隙間がないようにしましょう。
自分のサイズに合ったマスクを正しく着用
このように正しいマスクの着用法をしていても隙間がある場合はマスクのサイズが合っていない可能性が考えられますのでご自身のサイズに合ったマスクを選ぶことも重要です。
マスクを正しく着用し、手洗いやうがいなどの基本的な予防も忘れず行い新型コロナウイルス感染症から自分自身を守り、感染しない感染させないを徹底しましょう。
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