甥っ子はスポーツマンでジュニア・オリンピックを目指している
こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。
私の甥っ子は水泳を習っていて週5回はスイミングスクールに通い頑張って泳いでいます。
土曜日と日曜日は朝練があるので朝5頃に起床し6時から泳ぎ始めるなどハードな練習ですが練習に行きたくないと言うことはなく頑張っている甥っ子の姿を見ると頭が下がる思いです。
今ではジュニアオリンピックに出場したいという大きな目標もあり、目標に向かって頑張る甥っ子を全力で応援していますし、甥っ子の努力が報われる日が来ることを心から願っています。
スポーツは健康維持に役立つが注意点もある
私自身、学生時代は吹奏楽部に所属していたのでスポーツとは無縁の生活を送っていましたが、現在はランニングやゴルフなどのスポーツを楽しんでいて、このコロナ禍の生活で私と同じようにスポーツを始められた人も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の影響で自粛する生活が長くなっていますが、家にこもりっぱなしになるよりも適度な運動をすることで気分転換にもなりますし気持ちの良い汗を流すことで気分がさっぱりします。
スポーツをすることで心も身体もリフレッシュされ、健康を維持することができるのですがスポーツをする際には気をつけなければならないことがあり、それはお口の中です。
スポーツ中は口呼吸になりがち
通常人は鼻から息を吸い鼻から息を出す鼻呼吸が一般的なのですが、スポーツ中は口呼吸といって鼻で呼吸するのではなくお口で呼吸してしまいがちになることでお口の中が乾燥してしまい、お口の中が乾燥してしまうと虫歯菌や歯周病菌が増殖して虫歯や歯周病になるリスクが高くなるので注意が必要です。
スポーツをすると喉が渇きますし、汗をかくので水分補給をスポーツドリンクでされる人が多いかと思いますが、一見健康的に見えるスポーツドリンクは歯に悪い影響を及ぼしてしまうのです。
スポーツ飲料の飲み過ぎは要注意
スポーツドリンクには多くの糖分が含まれていてお口の中の虫歯菌が糖を分解することにより歯垢ができ、歯垢の中で虫歯菌がさらに増殖して酸を生成し歯を溶かして虫歯ができるのです。
歯垢は虫歯だけでなく歯周病の原因にもなり、歯垢は糖分の多い食べ物や飲み物を摂取することで蓄積されていくのでスポーツドリンクを飲みすぎてしまうと虫歯や歯周病のリスクが高まります。
スポーツ時の水分補給は熱中症などの予防に必要ですので制限はありませんが、スポーツドリンクを飲んだあとにはお水を飲んだりお口をゆすいだりするようにしましょう。
スポーツドリンクを摂取したあとのお口の中は酸性に傾いていていますが、お水を飲んだりお口をゆすいだりして糖分を洗い流してあげるだけでもお口の中の環境が改善されます。
歯が痛いとパフォーマンスが落ちる
上下の歯がしっかりと噛み合うことで体幹が安定し筋肉への神経伝達が良くなり握力やジャンプ力などの瞬発的な力が発揮できることが分かっているのでスポーツをする人にとって噛み合わせはとても大切です。
虫歯で歯が痛かったり、歯周病で歯がぐらついていたりするとしっかりと噛み合うことができず十分な力を発揮することはできませんので、虫歯や歯周病のない健康な歯の状態を維持することで良いパフォーマンスができるのです。
スポーツする際に外傷や強くくいしばったときの奥歯にかかる力から歯を守るためや歯をくいしばるときの噛み合わせをよくする役割のためにスポーツ用のマウスピースの使用をおすすめしています。
日頃からのメインテナンスが大切
スポーツをする上で歯は非常に大切であり、健康な歯を維持するためには毎日のハブラシが基本なのですが、ハブラシは自己流になりがちなので歯科医院でのブラッシング指導を受けられ正しいハブラシをしましょう。
毎日のハブラシに加え、定期的な検診と歯科衛生士によるメインテナンスも非常に重要であり、特に歯周病は痛みがなく進行してしまう病気なので定期的な受診が必要になります。
スポーツで良い結果をあげている人はお口の中の状態が良いことが多いという研究結果もあるほど、スポーツと歯は深い関係がありますのでスポーツをされる人は歯の健康を意識しましょう。
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