インフルエンザ予防のまとめ

コロナウイルス
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インフルエンザ&新型コロナウイルス

 こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。10月に入り、涼しい日が多くなり過ごしやすい季節に突入していて、夜は肌寒く感じる日もあります。

 この時期は台風も多く、私は台風が近づいてくると頭痛が起こり悩まされているのですが、気候や天気の変化が原因で起こる体の不調を気象病といい頭痛やめまい、疲労感、関節痛など様々な症状が特徴だそうです。気象病に加え、この時期は寒暖差が激しく冬に近づき寒くなるにつれて気をつけなければならないことのひとつが体調管理で、風邪やインフルエンザは毎年冬になると流行するので注意が必要です。

 新型コロナウイルス感染症は暑い夏の間はどうなるかと思われましたが、私たちの期待とは裏腹に消え去ってくれることはなく、むしろ消えるには程遠い状況でした。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、これから冬に向けて懸念されているのはインフルエンザの同時流行であり、今年は例年以上の対策が必要不可欠であると考えられています。

同時流行は何としても避けたい

 新型コロナウイルス感染症はまだまだ解明されていないことが多く、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症を臨床的に識別することは困難であることが指摘されています。

 毎年11月頃になるとインフルエンザの流行による学級閉鎖やワクチン接種の話題がニュースなどでよく耳にしますが、日本では毎年11月下旬頃に始まり、翌年の1月から3月がピークになります。今年はインフルエンザ予防をしっかりとひとりひとりが行い予防していくことがご自身を守ることに繋がりますのでインフルエンザの予防についてまとめていきたいと思います。

なにわともあれ、インフルエンザワクチンの接種から

 インフルエンザワクチンは感染後に発症する可能性を低減させる効果と発症した場合の重症化防止に有効とされていますので、インフルエンザワクチンの接種をしましょう。

 今年は厚生労働省から発表があったようにインフルエンザワクチンの需要が高まる可能性が大いにあり、過去5年で最大量のワクチンを供給予定ですが、より必要とされている患者さんに確実に届くよう協力のお願いがされています。(詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。)

手洗い&手洗い!

 インフルエンザウイルスの感染経路は飛沫感染と接触感染の二つがあり、インフルエンザを予防するためには飛沫感染と接触感染の感染経路を絶つことが重要であります。私たちは毎日様々の物に触れていることでご自身の手にもウイルスが付着している可能性がありますので、ウイルスの体内侵入を防ぐために外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などには正しい手洗いをこまめに行いましょう。

 流水、石鹸による手洗いはインフルエンザ予防の基本であり手指、体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去する効果的な方法でアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

部屋の加湿は超重要!

 冬は低温低湿の外気の影響で建物内も湿度が低く乾燥する上に室内で暖房をかけてさらに乾燥する傾向にあり、空気が乾燥するとインフルエンザウイルスは埃と共に舞い上がり感染しやすくなります。インフルエンザウイルスは湿度の高い環境に弱いので、部屋を加湿し水分量が多いとインフルエンザウイルスは浮遊することができず活性も低下し、増殖力や感染力を奪うことができるのです。

栄養摂取と睡眠を!

 免疫力を高め、インフルエンザウイルスに負けない体を作るためには十分な休養とバランスのとれた栄養バランスが重要でこれらは日頃から心がける必要があります。

 食生活の偏りや生活時間の乱れ、疲労、運動不足、強いストレス、睡眠不足なども免疫力の低下する原因として挙げられますのでインフルエンザが流行する時期には特に注意が必要です。インフルエンザが流行している時期は高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦さん、体調不良の方、免疫が低下している方は人混みや繁華街への外出は避けましょう。

マスクは何と言われても大事です

 新型コロナウイルス感染症の影響でマスクを着用することが日常になっていますが、インフルエンザウイルスも飛沫によって感染しますので外出する際にはマスクを着用しましょう。マスクは着用することで私たちが吐いた息によりマスクの中は湿気を帯び、これにより吸い込む息の湿度が上がり喉の粘膜が乾燥した空気にさらされることなく潤いを保つことができる効果もあります。

 マスクを着用していると、ウイルスが付着しているかもいれない手でご自身の鼻や口に触れる機会も減り、ウイルスが粘膜に侵入することを防ぐことでインフルエンザ予防になりますのでマスクは非常に大切な役割を果たしています。

今年の秋から冬にかけてインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行に備えて、ひとりひとりがしっかりと予防し、みなさまが健康に過ごせますよう心より願っています。

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