こんにちは、香里園にある歯医者の坂井歯科医院です。
今年の夏ももう終わりに近づき、来年の夏はいよいよ待ちに待った東京オリンピックですね!
私はスポーツ観戦が大好きなので東京オリンピックをとても楽しみにしていますし、2020オリンピックに向けて選考会も始まっている現在もスポーツ観戦を楽しんでします。
その中でも特に楽しみにしているスポーツが水泳で、なぜかと申しますと私の妹が小さいころから水泳を習い大学までずっと続けていたので、水泳を身近に感じている分、我が家では家族全員テレビの前で釘付けになり観戦しています。
先日韓国で行われた世界水泳選手権も家族全員で応援していましたが、やはり注目の選手は瀬戸大也選手で期待通り金メダルを2個も獲得し、2020オリンピック出場をいち早く内定させてくれました。
世界水泳選手権を見ていて感じたことは、大橋悠依選手は矯正治療を始めていて歯並びとかみ合わせの改善を行っており、瀬戸大也選手もかみ合わせ治療を受けているとのことで、スポーツ選手にとっても歯のかみ合わせがとても重要だということです。
かみ合わせとは上顎の歯と下顎の歯の当たり具合のことをいい、単に上下の歯をカチカチと噛んだ時だけでなく、顎を上下や左右にズラして動かした時の歯の接触具合も含まれています。
歯は単に噛むためだけにあるのではなく、よく噛んで食事を味わい、消化し、身体を支えるもので、健康であるために噛むということはとても大切なことで、私たちは噛むことの恩恵を知らないところでたくさん受けているのです。
歯のかみ合わせは歯の寿命を左右するほど重要で、見た目では一見問題ないように見えていても、正しいかみ合わせになっていない人が多くいらっしゃるのが現状です。
正しいかみ合わせとは、上の歯1本に対して下の歯2本がかみ合っていて、下の図のように上顎第2小臼歯に対して下顎の第2小臼歯と下顎の第1大臼歯がかみ合っている状態のことです。
人間の上顎は頭蓋骨に固定され、下顎はたくさんの筋肉により頭蓋骨から吊り下げられていて、この筋肉が収縮したり緩んだりすることで顎関節を中心に下顎が動くため、噛むことができます。
噛むという行為には歯や筋肉、顎関節などあらゆる身体の一部が関与しているため、どこか一つに問題が起こってしまえば、かみ合わせに問題が生じてしまいます。
かみ合わせは見た目の良い悪いだけではなく、かみ合わせが悪いと他の身体の部分にも不調をきたすことがあり、かみ合わせと全身の関わりは深くあるのです。
かみ合わせが悪いと下顎を吊り下げている筋肉に無理な力がかかり、バランスが崩れてしまうため、顎だけでなく頭蓋骨にも歪みが生じてしまい、首や肩、腰などにも影響が出ることがあります。
歯並びやかみ合わせは子どもの頃に治すものと思われがちですが、かみ合わせは大人になってからも変化するので、かみ合わせの治療が必要になる方も少なくありません。
かみ合わせが悪くなる原因はお口の中だけの問題ではなく、私たちが何気なく行っている日常生活にも隠れており、誰しもかみ合わせが悪くなる要素を持っているのです。
うつぶせで寝や横向き寝、頬杖をつくなど日常の悪い癖はかみ合わせに影響しますし、口呼吸が癖になっている方も口が開けっ放しになることから口周りの筋肉のバランスが崩れ、かみ合わせが悪くなってしまう可能性があります。
近年ではファーストフードなどが手軽に食べられることから、柔らかいものを食べる習慣があり、固いものを食べないと顎の筋肉が弱くなりかみ合わせが悪くなってしまう原因になります。
虫歯が大きくなると歯が溶けて変形したり、歯周病で歯が動いてしまうことで、かみ合わせが変わってしまうなど、虫歯や歯周病などのお口の病気を放置してしまうとかみ合わせに影響を及ぼしてしまいます。
特に何らかの原因で歯を失ってしまい、治療をせずに放置してしまうと、隣の歯が倒れてしまったり、噛み合う歯が伸びてきてしまうなど、かみ合わせが大きく変わってしまう原因になり兼ねません。
1本くらい歯を失ってしまっても噛むことに支障がでないことがほとんどですが、1本の歯でかみ合わせは大きく変わってしまうので治療を放置してしまうことは後々大きな問題になってしまいます。
当院では定期的な虫歯や歯周病の検査はもちろんのこと、かみ合わせのチェックも行っており、正しいかみ合わせを維持することで身体を整えることにも繋がっていますので、お気軽にご相談ください。
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