かかりつけ医は大事です
こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。
私も今年で30代後半に突入し、様々なカラダの不調を感じる年齢になったなぁと思うことが多くなりました。
私が感じているカラダの不調は疲れやすくなったり、休息しても疲れが回復しづらかったり、特に検診で病気が見つかった時は健康には自信があっただけにショックが大きかったです。
私は現在、主人の仕事の関係で大阪を離れて暮らしているので慣れない土地で入院し手術を受けることも不安が大きかったですし、こういう時に地元にあるかかりつけのお医者さんがいたらもう少し安心できたのかなぁと考えてしまいます。
入院と手術は大学病院で行なったのですが、担当のお医者さんも看護師さんもとても優しく結果的にはここで診てもらえてよかったと思っています。
術後の経過や治療も大学病院で行なってくれているので今住んでいる場所でもかかりつけのお医者さんができて安心です。
新型コロナウイルス拡大感染第5波
新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、全国で感染拡大の第5波に入ってきていて感染者が増えると一定の割合で重症例が出て50代以下でも亡くなる人が増えてきています。
最近は新型コロナウイルスに感染している妊婦さんが病院に搬送されず自宅で出産し、その後赤ちゃんが亡くなってしまうなど、入院することができず自宅で亡くなってしまう報道を目にするたび心が締め付けられます。
新型コロナウイルス感染症が流行してからちょっとした体調の変化にも敏感になってしまいコロナにかかってないかな?と不安に感じることが多くなりました。
こういう場合にもかかりつけのお医者さんがいてくれたら安心できるなと思いますし、みなさんも健康に関することをなんでも相談でき必要な時には専門の医療機関を紹介してくれる身近なお医者さんを見つけておくといいと思います。
歯科のかかりつけ医制度
歯科医療では2016年の保険改定で厚生労働省により「かかりつけ強化型歯科診療所」という新たな制度が定められました。
保険の枠組みを一部拡大して虫歯や歯周病の重症化を予防することが目的です。
虫歯や歯周病は進行してから治療すると手遅れになってしまうケースも多く、完全に治すことが難しい病気であり、そのためにかかりつけ歯科医を持つことで虫歯や歯周病を進行する前に発見し予防することで国民全体の健康に繋がるということを国が認識し社会に推進していこうとなったのです。
認可を受けている歯科医院は1割程度
このかかりつけ強化型歯科診療所はどこの歯科医院でも取得できるものではなく厚生労働省が定めた基準を満たした歯科医院だけが適用されるのですが、認可要件が厳しく、認可を受けている歯科医院はまだ1割程度しかありません。
かかりつけ強化型歯科診療所に認定されるには下記の条件を満たしていなければなりません。
- 過去1年間に歯科訪問診療、歯周病安定期治療およびクラウンブリッジ管理料を算定しているなど歯を長持ちさせる取り組みを行なっている医院であること。
- お口の中にしようする歯科医療器具などは患者さんごと交換や専用な機器を用いた洗浄滅菌処理を徹底するなど十分な滅菌対策を行い衛生対策が十分に図られること。
- 患者さんにとって安心で安全な歯科医療環境を提供するためにAEDやパルスオキシメーター、酸素供給装置、血圧計、救急蘇生セット、歯科用吸引装置などの十分な装置を有していること。
- 偶発症に対する緊急時の対応を学んでいたり、医療事故、感染症対策などの医療安全に関する研修や高齢者の心身の特性、口腔昨日の管理、緊急対応研修を受けていたりするなど医療事故への対応が可能であること。
- 歯科医師又は歯科衛生が複数名配置されていて万が一の時にも医療従事者が手分けして対応できるように複数の医療従事者が在籍している歯科医院であること。
- 一般の医科や総合病院などと連携していて、緊急の疾患に対しても紹介し送患が可能である歯科医院であること。
- 通院中の患者さんが高齢化や身体的な原因で通院できなくなった場合にも継続的な治療を行うことができる歯科医院であること。
坂井歯科医院は厚生労働省の定めた基準をクリアしています
坂井歯科医院はかかりつけ強化型歯科診療所の認可を得ていますので、患者さんに対し安心と安全を提供できる環境が整っています。
また、こうした施設基準を満たしているからといって実際の診療に対する取り組み方が不真面目であったり不誠実であったりすると意味がありません。
「患者様のために」という言葉を単なる標語で終わらせるのではなく、心から真剣に患者様の事を考えてこそのかかりつけ医ではないかと私は思います。
より一層気を引き締めてスタッフ一同診療に取り組んでまいります。
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