医療法人育歩会坂井歯科医院j公式ブログ

患者様の悩みと歯科医師の気持ち

dental tools1982年に坂井歯科医院を開業して以来、2万5千人以上の方が坂井歯科医院に患者様として来院されています。寝屋川市の人口は約24万人弱なので寝屋川市民の10人に1人が坂井歯科医院の患者様という事になります。

幅広い年齢層の方が日々お越しになられるので、医院の中でも様々な取り組みを行っていて、直近では4月18日(よいはの日)に向けて表彰状を準備中です。70歳以上で20本以上の歯を残している方はそれだけで大変素晴らしい事なので、坂井歯科として毎年表彰を行っているのです。

その一方で、患者様の歯の深刻な悩みと日々向き合っていると力の限界を感じる事がどうしても出てきます。患者様の望みを叶えてあげられずに1本の歯を救う事が出来なければ自分の無力感を痛感せずにはいられません。

患者様の悩みの本質は快適に日常生活を過ごせない現状である訳ですが、その理由は痛みであったり、噛みにくさであったり、見た目であったりします。それらを解決する為に歯科医師としての力量を日々問われる事となるのですが、時として(これはどう頑張っても無理だな・・・)という事があります。どうあがいても残す事の出来ない歯はあるのです。

患者様から、「先生しょうがないです。私が悪いんですから・・・。抜いて下さい。」と言われると申し訳ない気持ちになってしまいます。抜歯をするという事は、歯が欠損するという事。欠損すると噛めなくなる。それを補う為には入れ歯やブリッジやインプラントが必要になってくる。

もちろん、それらの治療に関してもプロフェッショナルとしての技量を保てるように日々技術の研鑚を積むようにしているのですが、歯を残したいのにそう出来なかった時の無力感は何十年歯科医師をやっていても消える事はありません。インプラントをすればいい!とかそういう問題ではないのです。

やはり、何歳になっても自分の歯で食事をする事が出来る事こそ人間本来の姿ではないかと思います。歯科で一番大切な分野は何ですか?と問われると僕は予防歯科ですよと答えます。インプラントや審美は、歯を守れなかった時に次善策であるのでそれを前提として治療などは考えません。

予防歯科の重要さに関しては坂井歯科医院の重要テーマとして今後、啓蒙活動を強化していく予定です。

 



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